マルタのバスに乗ってみよう

マルタで生活する上で欠かせない交通手段がローカルバスです。マルタには電車がないため、交通手段はバス、車、タクシー、フェリーのいずれかになります。マルタでバスを利用する際、ローカルバスや観光用のバスがありますが、今回はMalta Public Transportというローカルバスの乗り方をご案内します♪

乗車料金とバスチケットの買い方

乗車料金

マルタはハイシーズンとローシーズンでバスの乗車賃が異なります。
◆夏(6月中旬～10月中旬)：€2
◆冬(上記以外)：€1.5
◆夜間：€3

どこまで乗っても値段は変わらないので遠出の場合はとってもお得ですね。乗車時に現金で支払いますが、小銭がなければ運転手さんが基本お釣りは用意してくれています。ただし、いつもとは限らないのでなるべく小銭は用意しておきましょう♪

お得なバスカード

更に、現金を毎回払うよりお得にバスに乗れるのがバスカードです。
◆12回分のバスカード(€15)
◆7日間乗り放題のバスカード(€21)
◆長期滞在の方向けのTallinja Card(ピタパのようなカード)

バスカードは空港やバスターミナル、その他本屋さんやドラッグストアでも購入できます。短期滞在の方は空港にある自動販売機で買ってしまいましょう♪

バス乗り場

マルタのバス乗り場はバスマークがあるのでとっても分かりやすいです。
バス乗り場にあるこの数字はバス番号ですので、目的地に行くバス番号が合っているか確認。
乗り場に人が少ないとバスは通り過ぎたりすることがあるので、この方のようにしっかり意思表示をしましょう！
バスに乗ったら現金を支払います。そうするとこのバスチケットがもらえるのですが、このバスチケットは2時間乗り放題です。Valid Untilのところに書いてある時間までまたバスに乗れちゃいます。
乗り放題や定期制のバスカードの場合は乗車時のみTapしたらおしまいです。

マルタのバスで困るのは目的地の地名が分かりにくいことと、バスの停止ボタンの数が少ないこと！泣
例えばマルタの地名で「Swieqi」は「スウィーイー(シウィーイー)」、「San Gwan」は「サンジュワン」と読むのですが、日本人にはなかなか読みづらいですよね。目的地を見失わないようにGoogle Mapと前方にある停車の地名をしっかり確認しましょう。また、マルタのバスは控えめに言っても運転が荒いので(控えめじゃない)、バスの停止ボタンが近くになければ急に動くと危ないので誰かに頼んで下さい！

余談ですが、筆者はカナダに住んでいたとき、乗車時に「Hi!」とか、降車時に「Thank you!」と乗客のみなさんが言っていたのが素敵だなぁと感じ私も真似していたのですが、マルタではあんまり言わないみたいです。が、気にせずThank you!と言っています。ありがとうと言われて悪い気はしないでしょう。笑

マルタのバス事情

バスは定刻に来ないことが多い

バスを調べるときに必ず使うのがGoogle Mapですが、もはやこれが全く無意味なときがあります。マルタは通勤時間は特に渋滞が多く、バスが定刻通りに来ないことがザラにあり、すいている時間帯だったら定刻より早く行っちゃいます。そこで便利なのが「tallinja」アプリ。
このアプリでは「My Next Bus」から乗車予定のバス乗り場を選択すると、何分後にどの番号のバスが来るかリアルタイムで表示され、バスルートの確認も出来ます。更に、バスカードの登録をしていればアプリでチャージもできるのでとっても便利です。
マルタは渋滞必至の国ですので、留学前にぜひダウンロードしてみてください。

◆「tallinja」アプリの詳細へ

車内が満杯だったら止まってくれない

筆者が非常に混雑したバスに乗っていた際に、通常なら停車するはずのバス停を運転手さんはさらっと通り過ぎました。バス乗り場ではお客さんが待っていたので、彼が運転手に話しかけたところ、「満杯だから次のバスに乗るように！」とのことでした。ただでさえ時間通りに来ないのに、また更に次のバスを待つなんて、トホホ・・・ですが、これもマルタあるあるです。
待ち合わせ相手はバスが遅れるのはいつものことだと気にしていませんが、どうしても急いでいるときはタクシーに乗るか、別のルートのバスに乗りましょう！

日本とは異なるバス事情に最初はストレスを感じるかもしれませんが、これもマルタ式と思ってのんびりバスを待ちましょう！マルタのバスはアプリを使えばストレスなく乗って頂けると思うので、是非チャレンジしてみてください！